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大分県の最南端。
豊かな漁場が広がる佐伯市蒲江に、
学生さんがふらりとやってきた！
「ここはどこ？」何も知らない学生さんたちと
キャラが立った蒲江の人々が
楽しいおしゃべり！
大分県の最南端。
豊かな漁場が広がる佐伯市蒲江に、
学生さんがふらりとやってきた！
「ここはどこ？」何も知らない学生さんたちと
キャラが立った蒲江の人々が
楽しいおしゃべり！
眼の前は、九州と四国に挟まれた豊後水道と太平洋が広がっているよ。典型的なリアス式海岸が続いているよ。
そのため、蒲江地区だけで12の集落（浦）に分かれているよ。
ブリやタイを始め、シマアジやサバも養殖されているよ。ヒラメは海岸沿いの建物の中だよ。養殖いかだのそばまで船で行って餌やりの見学もできるし、自分流の海鮮丼も作れるよ。「じゃごん丼」というよ。「じゃごん」とは、蒲江の言葉でたくさんという意味。自分の好きなだけ、好きな大きさに切って丼にのせて食べるんだ。
ただ、同じ蒲江でも「カマポッポ」「侍ギッチョ」「ナンマイド」など、浦によって呼び方がちがうよ。ほかに、「亀の手」「ニガニシ」それに天然のカキなどここでしか食べられないのもあるよ。色が鮮やかなのはヒオウギ貝だよ。蒲江の特産の一つで、刺身もいいけど、豪快な炭焼きも絶品だね。
主に鰯だよ。それを加工した干鰯は、近畿地方の綿作りを支えた肥料としてこの地域の経済を支えていたよ。瀬戸内海と太平洋がぶつかる豊後水道は、魚種も多くいろんな魚が獲れるよ。日本近海で見られる魚介類は約4,000種類と言われているけど、その2割ほどの700種がここで生息しているよ。定置網には、アジやタイ、それにイカなどが入っているし、ジンベイザメが懸かったこともあるよ。定置網をまるごと一網買うことができるよ。何が入っているかは上げてからのお楽しみ。
定置網を上げる様子も見学出来るよ。
これには面白い言い伝えがあるよ。
源平の戦いで敗れた平家一門は壇ノ浦で滅ぶけど、祖母の二位の尼に抱えられて入水した安徳天皇がここ蒲江西野浦に流れ着いたという話。
安徳天皇を包んだ衣に似ていることから「安徳芽」と呼ばれているよ。平家は瀬戸内を拠点に活動していたんだ。平家が都にした福原は今の兵庫県、つまり瀬戸内の中では東。これに対してここ蒲江の西野浦は瀬戸内の西のはずれだから西野浦。
いわずと知れた世界の「キヤノン」の創業家。社名の由来は、自宅の裏山の観音様からきていると言われているよ。ほかには、芥川賞作家の小野正嗣さんも蒲江出身だよ。
海水浴場といえば、波当津海岸や元猿海岸だね。卒業論文で全国の海水浴場を調査研究した学生によれば、ここの砂は粒子が細かいのにさらさらしている珍しい所だよ。海の透明度も高いし、ビーチコーミングも楽しいよ。夏にはサップや海上ヨガもできるよ。様々な種類の魚を墨絵で描く「墨絵アート」や真珠のアクセサリー作りもできるよ。かつては、真珠養殖の一大産地だったけど、今は1軒だけになったよ。でも神秘的なブルー真珠ができるよ。
このサイトは、平成29年度農山漁村振興交付金（農泊推進事業）を活用して制作しています。
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